concept, programming and composition: Satoshi Fukushima
“今ここに見えるあらゆる物事は、時間の流れの中で脈々と受け継がれてきたものたちである。どんなに控えめに考えてみても、気の遠くなるような時間の集積の上でしか存在し得ない物に囲まれて我々は生きているし、そう認識する我々自身もまたその例外ではない。
2017年に尺八のための旋律を3つ書いた。自分の心象とその都度丁度良い距離感を持った旋律であった。少なくとも個人的にはそのように感じられる、これは果たして何を意味しているのだろうか。2017年はこの旋律と呼ばれる不確かなものに対して、今一度実際的に多様な関わり方を考えてみたいと感じていた頃でもあった。
《季鏡》(KIKAGAMI)という言葉、これは楽曲自体の題名というよりはむしろこの楽曲が成り立つために採用された作曲形態を示すものとして名付けられたものでもある。3種の旋律から発想してその断片を再構築する方法によって全体は編み出されている。このような楽曲の在り方、作曲行程自体には始まりも終わりも無く、ここで完結しているとも思えない。その意味で《季鏡》は今後も形を変えながら継続して行くことは可能であろう。”(楽譜解説より抜粋・要約)
【楽譜】
A5サイズ 17ページ
発行:2018年6月24日初版
著者:福島諭
発行元:fish scores
【演奏】※以下の3回の実演を経て楽曲は更新された。
・初演:2017年6月25日(日) 喫茶MAKI (日本、新潟)
" Heavenly Me Last Days "
Syakuhachi: Reisyu Fukushima
Computer Operate: Satoshi Fukushima
・再演:2017年8月19日(土)山ノ家 Cafe&Dormitory(日本、新潟)
" 山ノ家の5周年 昼下がりの音楽会 "
Syakuhachi: Reisyu Fukushima
Computer Operate: Satoshi Fukushima
・再演:2017年10月15日(日)(医学町ビル2階201号室(日本、新潟)
" ICHI new single 一週間歌 release Japan tour 2017 in Niigata"
Syakuhachi: Reisyu Fukushima
Computer Operate: Satoshi Fukushima